いい店がある街には いい酒屋がある 株式会社㋥河井商店

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河井商店は明治42年(1909年)創業。サンロク街が誕生する遥か以前から中心部の発展と共に歩んできた町の酒屋です。
旭川を代表する銘酒はもとより、日本各地からよりすぐった日本酒や焼酎、ビール・ハードリカーといった洋酒など豊富な品揃えで、日常的なお買い物から贈答品選びまで、幅広い客層に愛されています。

繁華街の一等地という立地柄、様々なお酒を飲食店へ配達している姿も、まちなかに馴染みのある光景ではないでしょうか。

数多い商品の中でもワインのラインアップ(ラインナップ?)は圧巻で、セラーにはフランスを中心とした各地の美酒が並び、愛好家垂涎の逸品も少なくありません。
今年で113年を迎える老舗の暖簾を守るのは4代目、河井隆郎さん。
まちっことして父の背中を見つめながら育ち、「家業を継ぐ」ことが、とても自然で身近だったといいます。高校卒業後は東京に新設されたソムリエスクールへ入学。日本酒やワインの知識だけでなく、茶道や華道といった日本文化に触れ、サービスの心得を学んだ後、銀座の有名ホテルで更に修業を重ね、1997年に帰旭し、酒屋としてのスタートを切りました。


酒屋ならではの視点で、ワイン専門誌への寄稿もされています。

地域密着型の河井商店でワインを取り扱い始めたのは今から45年前程、隆郎さんがまだ幼かった頃、3代目で現会長の実父河井秀基さんの発案でした。今でこそ専門店も増え、ご家庭でもワインで晩酌というのは一般的ですが、当時の旭川ワイン人口はわずか3人。周囲は懐疑的でしたが、パイオニア精神で少しずつ裾野を広げてきたといいます。
旭川のトレンドを牽引しつつ、コツコツと揃えたコレクションはかなりの数で、隆郎さんが旭川に戻ってから程なくしてそのリストを引き継ぎ、和酒・洋酒問わず、膨大な酒類の在庫管理を預かるように。酒屋として研鑽を積みながら、常に町の動きにアンテナをはり、喜ばれるセレクトなにか、ニーズに合うものは?と仕入れにも工夫を重ね、北海道ワインやクラフトウィスキーにも、いち早く注目してきました。
人の顔を見てコミュニケーションを図ることを大切にしてきた隆郎さんは、創業100年目を迎えた2009年、社長に就任。
多くの蔵元やワイナリー、メーカーとも強い絆を育み、幅広い知識とお酒への思いを、積極的に地域に還元しています。とくにシャンパンへの愛は深く、魅力を伝える活動が認められ、2015年には、数あるフランスの騎士団の中でも最も由緒ある団体のひとつシャンパーニュ騎士団のシュヴァリエを叙任しました。

シュヴァリエ叙任のメダルが美しく輝きます

 いいお店がある街には、いい酒屋があるー

プロフェッショナルからの信頼も厚く、いつも頼りになる存在として人気の隆郎さん。
新店舗の開業の相談を受けたり、メニューに合わせたお酒選びのお手伝いから、世界観を広げるお酒を提案することも。
「オヤジの代からのバトンを受け取って、代々続くレールに乗ってきた日々は、すべての繋がりがいろいろな人のおかげです。開いていてよかった、と言ってもらえるよう、嘘をつかないまじめな商売を続け、皆さんの下支えをしていきたい。」
と、隆郎さん。
季節限定の日本酒や数量限定のワインが並ぶショーケースの前で、ひとりでも多くの方にお酒の魅力を知ってもらいたいと笑顔で語る縁の下の力持ち、オンリーワンな町の酒屋は今日も元気に営業中です。


まさしくサンロク中心部に輝く、シンボル的存在の暖簾

 

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株式会社㋥河井商店

〒070-0033
旭川市3条通6丁目右10号カワイビル1F

0166-22-2664
https://kawaistore.jp