求人アプリ「デイワーク」 美瑛町の働き手探しに一助
2021/06/29
農繁期を迎える美瑛町で、働き手を確保する新しい取り組みがスタートしました。JAびえいが主導して1日単位の農業求人アプリ「デイワーク」を導入し、隙間時間を活用したい求職者とのマッチングを図っています。
デイワークは鎌倉のシステム制作会社が開発。2019年に十勝エリアで導入され、現在は道内のJAを中心に東北や九州など60以上の地域で活用されています。JAびえいも今年3月に利用をはじめ、トマトの定植や田植え補助で募集をかけたところ、23人の枠に30人の応募がありました。中には旅行代理店や飲食業などコロナ禍で仕事量が減ってしまった人たちも。空いた時間で収入を増やしたい、地域の農業を支えて社会貢献したいと集まりました。
「季節雇用の場合と違って、毎日違う人が来ることで生産者さんにも苦労はあるかと思いますが、繁忙期の突発的な労働力の確保に活用してもらいたい」とJAびえい営農部の後藤さん。
アプリの利用料は、募集する農家も求職者も無料。求職者はスマートフォンなどでアプリをダウンロードし、農家が登録した募集内容から条件に合う仕事を選び、申し込みます。季節により仕事内容は変わりますが、美瑛町では8・9月にジャガイモやスイートコーンなどの本格的な収穫時期にあたり、募集が増えそうです。問い合わせはJAびえい(☎0166-68-7014)へ。
https://ja-biei.or.jp/works/daywork/