「攻めの人材獲得法」タレントアクイジション

従来のリクルーティングは、現在の欠員に対して母集団形成(募集を募り)・選考する考え方で、差し迫った欠員を満たすことを目的とした短期的なプロセスでしたが、
タレント・アクイジションは、ダイレクトソーシング・ソーシャルリクルーティングなどを
活用して積極的にアプローチする「攻め」の人材獲得法として、企業の長期的な成長(専門的な人材を見つけ・採用し・維持)を目的とする、より能動的で継続的なプロセスです。

リクルートが採用・広報や選考といった局所的な活動を指すのに対して、タレント・アクイジションは、採用戦略立案・採用ブランディング・入社後のオンボーディグなど、より広範な活動を含み、対象となる活動の範囲や人材獲得に対する姿勢が異なります。

転職潜在層に対しての戦略的にアプローチにより、競合とバッティングせずに人材を獲得できる反面、短期的な採用充足が難しいだけではなく、参考にできる事例が少ない点もデメリットです。

企業を取り巻く環境が急激に変化している今、競合他社との人材獲得競争に勝つためには既存の採用手法だけでは難しくなっており、採用の考え方、在り方そのものの変革が問われています。